9日の福島県議会本会議で、日本共産党の吉田英策県議が代表質問しました。
吉田県議は、11月22日の福島県沖地震による東電福島第2原発(4基)の3号機燃料プールで冷却用ポンプが停止するというトラブルが発生したことを踏まえ、「同原発廃炉の決断を国と東電に迫るべきだ」と内堀雅雄知事に問いました。
内堀知事は「このトラブルは本県全体に大きな不安を呼んだ。全国知事会の場でも副総理などに廃炉を要請したが、避難先から戻った人、これから戻ろうとする住民の思い、県民の思いを強く求めていく」と述べました。
吉田県議は、今回の地震により、同第1原発の津波対策の脆弱性が改めて浮き彫りになったと指摘。防潮堤の復旧を早急に行うよう東電に求めるべきだと迫りました。
さらに、福島第2原発1~4号機建屋内にある使用済み核燃料などを早急に鑑識のキャスク(遮蔽機能を持った容器)で安全に保管するよう東電に求めるべきだと質問。来年4月以降の住まいが決まっていない自主避難者に応急仮設住宅の供与を継続すべきことや、すべての学校の耐震化、トイレ洋式化、教室のエアコン設置を急ぐよう求めました。