日本共産党福島県委員会は22日、県庁内の県政記者クラブで会見し、2019年秋にたたかわれる次期県議選の候補者5人(第1次分)を発表しました。
久保田仁県委員長は、国政選挙で市民と野党が共闘し、安倍政権打倒のたたかいをしてきたことに触れながら、福島県の最大の課題である原発事故問題でも、安倍政権が原発事故も被害もすべて「終わったこと」にして原発推進をしていることを指摘。県政でも日本共産党を10議席に伸ばして、県民の命と暮らしを守り、原発ゼロを実現していくことを強調しました。
その上で、神山えつこ(郡山市・62歳)、宮川えみ子(いわき市・71歳)、宮本しづえ(福島市・65歳)、吉田えいさく(いわき市・59歳)の4人の現職県議に加え、定数3の伊達市・伊達郡区は、現職の阿部裕美子県議に代わって、大橋さおり氏(新人・26歳・現民青県委員長)を擁立することを発表しました。
5人の候補者が決意表明。神山県議団長は、「県民のいのちと暮らしを優先する予算の使い方を求めていきたい」とのべ、大橋氏も「県議団事務局や民青県委員長の経験をいかして、阿部県議の議席を引き継ぎ、若者の声も届け、原発ゼロ実現へ全力をつくす」と力強く決意表明しました。
伊達市・伊達郡区は、来秋までに補欠選挙がたたかわれることになっており、大橋氏はまずは補欠選挙で今期県議団6議席目の獲得に挑みます。阿部県議は、大橋氏に議席を引き継ぎ、今期いっぱいで勇退となります。
大橋氏の略歴は、県立川俣高校、桜の聖母短大英語学科卒。党県議団事務局勤務などを経て2014年1月から民青県委員長。党准県委員。