参院予定候補の5人が福島視察

 原発事故から5年を迎える福島の現地調査のため、2日、3日の両日、たけだ良介・椎葉かずゆき両比例予定候補と浅野ふみ子千葉選挙区予定候補が来福。いわぶち友比例予定候補、くまがい智福島選挙区予定候補とともに、仮設住宅での懇談や、南相馬市小高区や富岡町などを視察しました。

 県委員会から、この間、全国青年ボランティアセンターや各地からの支援受け入れの先頭に立ってきた、野口徹郎・被災者救援対策本部事務長がガイダンス。佐藤大河・福島地区被災者支援センター事務局長と町田和志書記長が同行しました。

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仮設住宅浪江町のみなさんと懇談=2日、福島市南矢野目

(左から、くまがい智・いわぶち友・たけだ良介・椎葉かずゆき・浅野ふみ子、の各候補)

 

  浪江町のみなさんとの懇談では、「浪江に介護付きの集合住宅がほしい」などの要望のほか「仮設での自治会組織が解体された時に、残っている高齢者世帯のことが心配」、「人生をかけて苦労して育てた農地を除染ではぎ取られる悔しさは、とても言い表せない」など、要望とともに現在抱えている様々な思いをお話しいただきました。

 3日は、川俣町(町の一部が避難指定解除準備区域)、飯館村(全村避難)をとおり、南相馬市小高区(避難指示解除準備区域)、双葉町大熊町、富岡町(全町避難)、楢葉町・Jビレッジ、広野町いわき市久之浜や高台移転工事地などを視察しました。

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南相馬市小高区井田川干拓地(震災直後、200㌶の干拓田がすべて海水に埋まった。塩害のため、現在は除染土仮置き場として工事中)

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▲富岡町世の森の桜並木前

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▲JR富岡駅前。津波被害にあった建物は取り壊されはじめました。

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▲富岡町駅前の商店街。

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▲富岡駅前で説明するくまがい智・福島選挙区候補。元県議団事務局長として何度も現地調査してきました。

 

原発事故から間もなく丸5年目を迎えますが、住居問題や賠償の打ち切りなどによる地域の分断など、福島県民はいまだに多くの困難と不安を抱えています。

原発事故は終わっていない」「原発はゼロに」「政治がすべきことをする政治に」

各地の候補者・議員とともに、福島の声を届けるため力を合わせます。