「緊急集会」でロシア軍の撤退と平和的解決を求める決議を採択・二本松市

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緊急集会で報告する今野順夫氏=21日、二本松市

ウクライナに平和を 今こそ九条を生かそう」緊急集会が3月21日、二本松市で開かれ、ロシア軍の速やかな撤退と話し合いによる平和的な解決を求める決議を採択しました。主催は、二本松九条の会や二本松みんなの会、地方労連、新婦人、農民連などでつくる実行委員会。

チェルノブイリからウクライナ侵略まで」と題して、独協医科大准教授の木村真三さんが特別報告。22年間に約70回ウクライナを訪問してきた木村さんは「ウクライナ侵攻を聞いたときは、たくさんの友人・知人の顔が浮かんだ。ウクライナの人たちを難民として日本でも受け入れる必要が出てくる。その滞在先を福島で確保できないか、準備を始めている。これ以上、犠牲者を出してほしくない。医学者として命を守る活動を応援していきたい」と訴えました。また、元福島大学長の今野順夫さんは「日本は九条を守り、九条の精神でロシアのウクライナ即時撤退を求める外交努力をすべきだ」と述べました。

集会では、「娘はいまもキエフにとどまって生活し、ボランティア活動をしている」というウクライナ人で福島大学環境放射能研究所特任教授のマーク・ジェレズニャクさん。何度も「想像してほしい」と語りかけ、「日本が武力的な支援ができないことは知っている。日本から多くの人道的な支援に感謝している。一刻も早く戦争を止めなければならない」などと訴えました。