福島原発災害での緊急申し入れ
2011年3月15日
本部長 久保田仁
神山悦子
宮川絵美子
藤川淑子
福島原発でメルトダウンという最悪の事態が起こりうる状況となってしまった。もしメルトダウンがおこれば、これまで福島第1原発で2度続いた水素爆発とは比較にならない、全県土を覆う重大な過酷事故となる。
この認識の上に立って、いま緊急に必要な対応を要請する。
1.福島県全域に、いつでもヨウ素剤が使用可能な状況にするために、ヨウ素剤の各地への緊急搬送まで含めて国に要請すること。
2.同時にヨウ素剤の服用については専門家の判断が必要であり、独立行政法人放射線医療総合研究所がホームページ上で紹介している「東北地方太平洋沖地震に伴い発生した原子力発電所被害に関する放射能分野の基礎知識」の内容の正確な理解を広めること。
3.そのために同研究所の責任有る立場の人が、ヨウ素剤の使用が必要になった場合は、マスコミを通じて速やかに、適切な説明することを国に要請すること。
以 上