被災地の声をまっすぐ国会へ 原発ゼロ実現を

党国会議員団・福島チームが浪江町富岡町にて現地調査

日本共産党国会議員団福島チームは12月22、23の両日、東京電力福島第一原発事故で帰還困難地域に指定されいまも立ち入りを制限されている浪江町津島地域と、一部の帰還困難区域を除いて避難指示が解除された富岡町を調査に訪れ、地域の住民や町長などから聞き取りを行いました。

国会議員団から、高橋ちづ子、塩川鉄也衆議院議員、岩渕友、山添拓両参議院議員と、熊谷智いわき・双葉地区委員長も参加しました。

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22日は、国と東電に「ふるさとを返せ!」と求めて訴訟をおこした津島地区の住民・弁護団・支援者と県庁内で懇談した後、馬場いさお元浪江町議や住民の案内で、タイベック防護服を身に着け、廃墟と化した馬場さんの住まいや荒れ果てた養鶏場などを訪れました。

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馬場さんたち住民は「帰る意思のある住民の家屋だけを虫食い的に除染したからといって、生活などできるものではない。津島全域を除染して安心して帰れる環境を整えるのが、国と東電の責任ではないのか」と訴えました。

津島地区の調査後は浪江町役場へ。浪江町の佐藤良樹福町長も「町としては当然、全域除染を国に求めていく」と説明しました。

 

23日は富岡町の山本育男町長と懇談。国が避難者の医療費や介護保険料の免除、高速道料金の無料化を見直そうとしている問題で、山本町長は「安心して戻れるまで継続してほしい」と強く要望しました。

その後、伊東達也さんの案内でJヴィレッジや冨岡高校、夜ノ森地域など、豪華な施設や避難指示が解除されても帰還が進んでいない現状を視察しました。

高橋議員や岩渕議員らは「被災地の声を国会に届け、みなさんの要望実現に尽力したい」と応じました。