原発事故で避難を強いられている浪江町民と、受け入れている二本松市民との「新春餅つき交流会」が1月9日、復興公営住宅・石倉団地の集会場で開かれました。
主催は、石倉団地自治会、安達農民連、みんなでつくる二本松・市政の会復興二本松市民共同センター、二本松地方労連です。
2年ぶり3回目の交流会には、三保恵一市長はじめ日本共産党の斉藤広二市議、ハンガリーからの留学生、関西のNPO代表など約100人が参加し、「原発事故から今年で11年目。真の復興めざして元気にがんばろう」と交流しました。「ヨイショ!」の掛け声にあわせて親子などで餅をつき、小豆あんやきなこでからめた餅がふるまわれました。
石倉団地に住む女性は「長い避難生活やコロナ感染で腹立たしいことばかり。でも、前にすすんでいかないと。地元の人たちとの交流が元気のもとです」と、トランペットの演奏や民謡を楽しんでいました。また、相馬盆歌などで美声を響かせた泉敏江さんは、大熊町に住んでいました。「まだ原発事故からの復興は終わっていないですよね。暮らしが成り立つようにしてほしい」と話していました。