福島県議会「第2も廃炉」、全会一致!

 福島県議会は、12月定例会の最終日21日、福島第2原発(4基)全基廃炉を国に強く求める意見書を全会一致で可決しました。

 東京電力福島第1原発の事故から5年9カ月が過ぎた現在まで、東電も国も廃炉を明言しない態度でしたが、11月22日の津波警報が出た福島県地震で「第2原発廃炉に」という県民世論が高まっていました。

 今回の意見書では「繰り返される原発トラブルは…さまざまな取り組みに水を差し早期復興の足かせとなっている」などと指摘。国の責任で福島第2原発の全基廃炉を早急に実現するよう要望しています。

 神山悦子県議団長は「全会一致で意見書を可決した背景には、原発がある限り安心できないという県民の強い願いがある。自民党も含めて国の責任で第2原発廃炉を迫ったことが大事な点です」と話します。

f:id:jcpfukushima:20161222160815j:plain